情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6A-03
ソフトウェア開発における秘匿コードを保護するセキュアな開発環境のユーザビリティ評価
○吉田貴裕,鈴木源吾,堀川桂太郎(開志専門職大),飯村結香子,斎藤 忍(NTT)
ソフトウェア開発時のソースコード漏洩が大きな社会問題となっている。漏洩は開発者のミスや不注意に起因することが多い。筆者らは開発者が秘匿コードに触れることを防ぎつつ、プログラミングを実行可能な開発環境(MORDEn、モルデン) の確立に向けた検討を進めている。不用意に秘匿情報にアクセス・漏洩するリスク回避と同時に、開発者にとってはプログラミングしやすい環境であることも重要である。本研究では、保険料金を計算するWebサービスを開発するプロジェクトを想定ケースとし、実際にプログラマを集め、開発記録を収集し、分析を行なった。特に、開発環境のユーザビリティと生産性を評価した。