5ZM-04
生成AIを利用した要約問題の採点精度の検証
○森川 周,山崎高弘,平松綾子(阪産大)
要約型小論文の採点は、決まった正解があるわけではなく、様々な記述パターンが存在する。そのため、採点精度にバラツキが生じることがある。実際に人手での採点においても複数で採点し、総合的に評価することが一般的である。本研究では、文章記述能力の向上を目的とした記述答案採点システムの開発を目指している。本システムにおいて、採点処理時に生成AIを利用することを検討している。利用場面としては、模範解答の作成や採点を想定している。本稿では、模範解答や誤答例の生成実験について報告する。さらに、採点精度の検証のため、人手での採点結果や埋め込みベクトルによる採点結果との比較を行う。