情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZL-04
内部状態が行動変容に及ぼす影響の検討
○三上 悠,髙橋 徹,岡本 遙,星 宣夫,栗原勇人,大隈玲志,大須理英子(早大),木村淳哉,片桐一浩(沖電気)
近年ではIoT技術を用いて、メッセージ(プライマー)を提示することで行動変容を促すアプリケーションが開発されている。その際、適切なタイミングでプライマーを提示することが重要である。特に、ユーザーの内部状態によっては、同じプライマーを提示しても効果が異なる可能性がある。そこで本研究では、「脱炭素行動」をターゲットとし、ユーザーの脳の状態によってプライマーの効果が異なるかを検証した。健常な大学生・大学院生30名を対象とし、注意や集中力が必要な課題を長時間実施した後の「脳疲労」状態と、そうではない課題(動画視聴)を実施した後の状態において、プライマーに対する行動選択の変化の度合いを比較した。