情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZL-01
オフィスビル火災における火除け部屋の有効性検証
○近藤洸平,原嶋勝美(阪工大)
本研究では、オフィスビル火災時に避難できる火除け部屋を建造物に設け、被害の軽減を図ることを目的とする。建物火災時、避難手段は階段のみであり、逃げ遅れる可能性が大きい。そこで一時的に火の手から免れる空間である火除け部屋を設け、被害の拡大を防ぐ方法を提案しマルチエージェントシミュレーションにより有効性を評価する。シミュレーションでは、火除け部屋の数や位置を変え、生存率の変化を検証し、生存率が向上する火除け部屋の設置条件を明らかにする。