5ZH-07
サプライチェーンの信頼を確保するサイバーセキュリティ経営に関する提案
○大越いづみ,藤本正代(情報セキュリティ大)
近年の地政学リスクや外部環境変化によりグローバルサプライチェーンは大きな影響を受けたことから、海外に事業展開する日本企業は特定国・企業への高い依存状況を見直し、「多元化」を検討・推進している。本研究では、サプライチェーン強靭化のための「多元化戦略」について有効性を確認するとともに、サイバーセキュリティの視点から日本の主要企業におけるサプライチェーンのリスク認識とその対策、調達先への要請事項について調査・検証する。その結果をもとに、サプライチェーンの信頼性を確保するサイバーセキュリティ経営のあり方を検討し、経営・取締役会が果たす責務・役割について提案を行う。