5ZE-07
ポジティブな表情がPseudo-hapticsの強度と不快感に与える影響の解明
○彌三川大河,福森 聡(香川大)
クロスモーダル知覚の一つであるPseudo-hapticsは,見かけの情報のみで重さを生じさせる現象のことを指す。先行研究では,社会的刺激が触覚知覚の強度を高めると不快も増えることが示されているが,Pseudo-hapticsにおいても同様の現象が起こる。Pseudo-hapticsを利用したUI開発が行われているが,不快感が強化されることは好ましくない。Pseudo-hapticsをUIに利用するためにはこの強度を高めつつ不快感が増えない方法を探索する必要がある。本研究では,ポジティブな表情を与えることが不快感の増加を抑えると考えた。そこで,ディスプレイ上のカーソルの動きに応じて人とインタラクションするキャラクターを用いた知覚実験を行ったのでその結果について報告する。