情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZE-01
主観的評価と客観的評価に着目したセラピーロボットのストレス軽減の評価に関する基礎的検討
○井上朋紀,栁澤一機(日大)
近年,セラピーロボットの需要が高まっている.セラピーロボットのストレス軽減効果の検証にはアンケートによる主観的評価や生体計測による客観的評価など様々な手法が用いられているが,統一的な評価方法は確立されていない.本研究では,セラピーロボットのストレス軽減効果を総合的に評価可能な指標開発のための基礎的検討を行った.1か月間セラピーロボットを継続して触れ合ってもらう実験を行い,主観的評価としてアンケートを用いて気分状態,精神的回復力について調査し,客観的評価として生体計測である近赤外分光法による前頭前野活動の計測,唾液アミラーゼ量の計測を行い,各指標間の相関について分析を行った.