情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZD-07
インソール型歩容センサを用いた個人認証手法の提案と評価
○成田力哉,深町京佑,佐藤 進,河並 崇(金沢工大)
本研究は、歩容認証を用いた非意識的な生体認証システムの実現を目指している。既存の生体認証手法では、指紋や顔認証など、ユーザーの意識的な行動が必要とされている。一方、歩容認証は、ユーザーが特別なアクションを取る必要がなく、日常的な歩行パターンを認証手段として利用する。従来の歩容認証システムでは、装置の装着やカメラによる監視が必要であり、これらの方法はユーザーのプライバシーや利便性に影響を与えていた。そこで、インソール型センサを使用し、自然な歩行中に個人を識別する。これにより、ユーザーは特別な動作を意識することなく、日常の歩行だけで安全かつ効率的に認証を行うことができるようになると考えられる。