5ZD-03
スマートグラスを用いた本人認証システムの性能向上
○青木尚史,藤川真樹(工学院大)
スマートグラスは手をふさぐことなくリアルタイムで視界を共有し遠隔から指導,誘導できる利点などから産業界等に活用されている.一方で,秘匿性の高い内容を共有する可能性があるため装着者が本人であることを認証する必要がある.そこで本研究では,スマートグラス着用者がユーザ本人であることを認証できるようにするためのシステムの開発と操作性の向上を図った.本システムは,ハンドトラッキングでダイヤルを操作しPINを入力する従来システムを基に問題点を修正し作成した.実験では本システムを被験者に複数回試行してもらい成功率と認証時間を測った.実験の結果,従来システムと比較し成功率と認証時間共に向上した.