情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZC-08
Phishing URL生成パターンの自動分類と攻撃傾向の分析
○山本悠太,菊池浩明(明大)
近年,フィッシングサイトの増加は著しく,その被害額は増加傾向である. 攻撃の主流となっているのは,大手ECサイトや,金融機関の偽サイトのURLを被害者に対し送付し, そこから信用情報などを盗む手口である.これらの攻撃では,有名なブランドに安心できる単語を組み合わせたり,打ち間違いを装ったりした巧妙なURLが生成されている.想定される攻撃者を特定し適切な対策を講じるため,本研究ではURL生成の手法に着目する.本研究では, 国内におけるJPCERTによって収集された最新のPhishing URL群と国外で収集されたURLの差異を明らかにするため, 生成手法を自動分類するシステムを開発した.開発した分類機構の精度を評価し,国内外における最新のフィッシング傾向を明らかにする.