情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZB-08
日常生活環境内での人の代表姿勢の頻度分布に基づく移動目的予測
○川本和可子,角所 考(関西学院大)
近年,生活支援ロボットやIoTなどを用いて日常生活をサポートする試みが盛んとなっている.このためには,対象人物の意図や行動を把握できることが重要となる.本研究では日常生活環境内に設置されたカメラを用いて人の行動を観測し,移動先や目的を予測することを目標とする.これに関する従来研究では,予め決められた行動を,それまでの行動の系列を手がかりに予測することなどが試みられているが,本研究では,そのような行動を決めることなく,各場所で観測される代表的な姿勢の頻度分布で特徴づけられた行動状況間の共起性を基に移動先やその目的を予測することを試みる.