情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5ZA-06
低速モビリティ乗車中のネガティブ感情を引き起こす要因検出手法の検討
○高橋青樹,Narumon Jadram,菅谷みどり(芝浦工大)
近年、低速モビリティが高齢者の移動手段として期待されている。
新たな移動手段となるためにも、低速モビリティが安心して利用できる街になることが望まれる。しかし、様々な要因が走行中にネガティブな感情を引き起こし、安心して走行できない可能性がある。また、これらの具体的な要因は明らかになっていない。
そこで本研究ではネガティブな感情を検出し、その要因推定を目的とする。
実験では実環境を低速モビリティで走行した。走行中に心拍変動、体動、低速モビリティの振動、騒音レベル、温度、風速、照度、周囲の人数を収集した。心拍変動を目的変数、その他のデータを説明変数として重回帰分析を行い、ネガティブな感情の要因を推定する。