5X-05
エリアIPフォンの高負荷環境下における通信プロトコル切替最適化
○稲木汐思,杉浦彰彦(静岡大)
特定エリア内に限定した情報共有を目的としたエリアIPフォンにおいて,多数の同時接続により発生する輻輳の回避法について検討が進められてきた.特にトラフィック高負荷状況において,TCP方式とUDP方式の2つの通信プロトコルを比較した際に,UDP方式でユーザの体感品質に優位性が現れた.このことから我々は負荷増大に応じてトラフィック高負荷環境下でTCP方式からUDP方式に通信プロトコルの切替を行う輻輳回避手法が提案した.本研究では異なる負荷環境における主観評価実験を行った.加えてネットワーク負荷に関するパラメータを取得することで,通信プロトコルの更なる最適化について検討を行った.