5X-03
固定・モバイルセンサの併用による街の微気象の推定手法に関する一考察
○國見 亘,富井駿介,伊藤優樹,阿部 亨,菅沼拓夫(東北大)
大規模な都市化と気候変動が起きているなか、都市部における快適な環境づくりのためには、数10m四方程度の狭いエリアでの微小な気象である微気象を把握することが有用である。微気象の詳細な把握のためには、各種気象情報の観測密度を上げる必要があるが、大量にセンサを設置することは現実的ではなく、それに対し固定センサとモバイルセンサを組み合わせた気象情報の推定手法が提案されている。しかし、実際にセンサデバイスを用いた実証実験による有効性の検証には至っていない。本研究では、実用性を考慮した推定手法の改良と、実システムでの有効性検証を目指す。本発表では、改良する方式の提案と、センサデバイスの詳細設計について述べる。