5X-02
震災時における災害情報の拡散手段の有効性評価
○杉野修弥,横山和俊(高知工科大)
東日本大震災以降,やむを得ない場合に限り,車での避難が認められるようになった.しかし,車での避難では建物の倒壊や液状化現象による道路閉塞や渋滞,津波に遭遇する可能性があり,安全な避難経路の決定には災害情報の共有が重要である.近年では,車両のIoT化が進み,車両と情報分野の関わりが強くなっており,SNSやv2vなど複数の情報拡散手段を用いた情報共有を行い,避難経路を決定する研究も行われている.本研究では,人伝,ラジオ,SNS,v2vを情報拡散手段とし,道路閉塞,渋滞,津波を災害情報とする.そして,シミュレーションにより被災車両数を確認し,災害情報と拡散手段の親和性と有効性を評価する.