5W-09
日本語学習者を対象とした助詞に関する誤用問題文の生成
○蔡 宇鋒,望月久稔(大阪教大)
言語処理技術を用いて日本語学習用の問題文を生成する研究は有用であり,さらに学習者ごとの特徴として個別の誤りを考慮した研究は重要である.人により誤りやすい傾向は異なるため,個別の特徴を捉えることで,学習効率の良い問題文を生成できると考える.本研究では日本語学習で誤りやすい助詞を調査し,個人に適した問題文を生成する.まず,誤った文と正解を含むデータセットを用いて,全学習者と個人の誤用した助詞の分布を作成する.全学習者と比較して誤用した頻度の高い助詞を含む文と正解をデータセットから抽出し,その助詞を省略した文を問題文として生成する.