情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5P-08
手描き画像評価のための自動採点法の提案
○川添俊哉(崇城大),犬童昭久(九州ルーテル学院大),樋口直哉(崇城大),蟹江宗晋(GerminationSoftware),堀部典子(崇城大)
人が描いた絵から,その人の心理状態や潜在的な能力を読み取る方法は,様々な分野で利用されている.一般的に,人が描いた絵の評価は専門家が行うが,教育の現場の調査などにおいては,膨大な数の絵を複数の専門家が評価することになるため,作業に時間がかかり,かつ,評価結果が評価する人によって異なるなどの問題がある.そこで本研究では,絵に対する評価を自動化する手法を提案する.本研究で開発するシステムは,機械学習によって評価基準を獲得した後,評価対象の絵に対して自動採点を行う.これによって,評価の公平性の保持や評価される個人のプライバシー保護が可能となる.本講演では,開発した手法の実験結果を報告する.