情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5P-07
コンテンツ整合性に基づく姿勢置換によるアバタの動作構成
○稲葉元哉,福田冴斗,森 博志,外山 史(宇都宮大)
アバタ動作の構成方法のひとつとして,モーショントラッキングにより取得した姿勢を即時反映する方法がある.ユーザ自身の姿勢をそのまま反映するため,直観的に複雑な動作の構成が可能な一方で,突発的に不適当な姿勢をとってしまった場合には,本来提示したくないアバタの姿勢も構成されてしまい,操作に対する心理的な敷居が生じる.そこで本稿では,利用用途において不適当な入力姿勢を検出し,適切な類似姿勢で部分的に置換することで,適合性を保持したアバタ動作を構成する手法を提案する.接客コンテンツを対象にした実験では,直観的な操作性を損なうことなく,コンテンツに適合するアバタ動作が構成可能であることを確認した.