5L-07
観光地における路線バス需要予測手法の検証
○榎本伊吹,三木良雄(工学院大)
日本国内におけるバス事業は,生活様式の変化や高齢化・人口減少などに伴う利用者減少,運行コスト増加,乗務員不足などの様々な問題を抱えている.公共交通として維持するために,バス事業者が限られたリソースの中で最大限の収入を得るためには,利用者の需要に合わせて適切な供給を行うことが重要である.そこで本研究では,観光地における利用者の需要予測を行った.観光地は市街地と異なって,天候やイベント,観光施設の休館日などで需要の変動が大きく予測が難しい.そこで,観光客が辿るルート全体を捉えることで予測精度向上を目指せるのではないかという考えのもと予測モデルの作成・検証を行った.