情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5K-06
ライブラリの後方互換性の損失がクライアントに与える影響範囲の分析
○飯田智輝,伊原彰紀,前川大樹(和歌山大)
ソフトウェアライブラリの開発者は、ソースコードに後方互換性を損失する変更を含めることがあり、当該変更を加えられたライブラリを利用するソフトウェア(クライアント)の振る舞いを変えてしまいクライアントの変更を余儀なくされることもある。本研究では、ライブラリを使用するクライアントのテストコードの実行結果を検証し、実行結果が失敗する場合はライブラリの変更に後方互換性を損失する変更が加えられたと判断し、実証実験を行う。特に,後方互換生を損失する関数を使用していないクライアントを対象外とすることにより、クライアントへの正確な影響を明らかにすることを目的とする。