情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5G-03
測色計を用いたアルコールパッチテストによるALDH2遺伝子多型の検出可能性
○金澤知典(愛媛県立医療技術大),富所雄一(群馬大),山田啓之(愛媛大),脇坂浩之(愛媛県立医療技術大)
アルコールパッチテストは,アセトアルデヒド脱水素酵素活性が遺伝的に低いALDH2変異型の人にアルコールを暴露すると生じる皮膚の発赤を利用した,ALDH2変異型のスクリーニング法である.しかし,アルコールパッチテストでは,検者の主観や経験,周囲の明るさ等により評価が影響され,この点で普遍性,客観性に課題が多いことが認識されている.本稿では,アルコールパッチテストに測色計を用いて皮膚色の変化を経時的に測定し,ALDH2変異型が検出可能かどうかを検証した.