情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5F-02
最大エントロピー法とコンピュータビジョンによる市街地におけるカラスの生息予測方法に関する研究
○畠 圭佑,五十島淑(会津大)
本研究は市街地における害鳥であるカラスの生息域や出現予測を、カラスの営巣データを始めとした生態関連データの他、市内のゴミステーション位置などの環境に関するデータから最大エントロピー法によって静的な生息予測を行い、市内のカメラデータの解析によってカラスの出現や動線を動的に解析することでカラスの動的な出現予測に役立てることを目的とする。特に本研究においては、市内におけるカラス出現率の面的な可視化を行なった他、2箇所に設置したカメラデータを解析し、カラスの識別する画像処理手法を開発して動的にカラス検出を行い、より動的で粒度の高いカラスの出現予測方法の開発を試みた。