情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5C-04
カメラ画像を用いた液面計の自動設定・自動読み取り機械学習モデルの実現
○塚本信男(東京コンピュータサービス),平田俊明(東京情報デザイン専門職大),古井戸邦彦(コンピュートロン)
プラント設備に大量にあるメーターは日々の監視が必要であるが大変な労力を要する。特に液体の残量(液面)を確認する液面計は数値化しづらく、記録ミスの原因となる。このため、カメラを使って液面を自動で読み取り、デジタル化するニーズがある。従来の技術は既存のメーターに設置が容易、液体に非接触な読み取りが可能な反面、液面計の位置や検出の設定が必要で、導入時や装置メンテナンス後に再設定のコストがかかる課題がある。本研究はセマンティックセグメンテーションを利用することで、液面計と液面の位置を自動で検出し、設定を不要とし、運用が容易で実用上十分な精度を実現する液面計の読み取りシステムを実現した。