情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5C-02
分類とセグメンテーションを活用した膵臓がんの腫瘤検出
○宮崎信浩,武部浩明,馬場幸三,馬場孝之(富士通),福島大造,西野徳之(脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院)
膵臓がんは、がんと診断されてから5年後の生存率が低いため、早期に発見することが求められている。膵臓がんを早期に発見するためには、医療機関の精密検査で撮影する造影剤を用いた造影CTだけでなく、健康な人も健診で受診する人間ドックで撮影する造影剤を用いない非造影CT画像から発見することが重要である。本稿では、画像認識における深層学習を用いた分類とセグメンテーションのぞれぞれの方式の長所を活かすことで、両者の短所を補完する新たな検出方式を提案する。造影CT画像と非造影CT画像に写る膵臓内の腫瘤の検出において、提案手法の有用性を確認した。