情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5B-05
機械学習モデルの構築に向けた東京湾の海事情報収集システム
○今井亮太,宮下 剛,梁 雅英,古谷雅理(東京海洋大)
海事分野では、海難事故防止や運航コスト低減等を目的とした自律運航船の開発、遠隔監視に向けたデータの収集・開発環境の必要性が高まっている。そこで我々は、東京湾において過去から現在に至る船舶運航に関わるデータの収集、解析が行えるシステムを構築した。東扇島、浜金谷にAIS受信機、レーダー、カメラを設置し、船舶の動静情報やレーダー画像、船舶画像を収集、データベースに蓄積する。これにより、過去のデータの検索や、避航アルゴリズムや画像物体検出といった機械学習モデルの構築が可能となった。また、リアルタイムに取得した各種のデータをブラウザで開いた地図上に一元的に表示することで解析結果の確認を効率化した。