情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

5A-02
組込Linux搭載機器におけるカバレッジ測定方法
○内田修平,深井悠介,玉田竜一(富士電機)
近年、組込機器のソフトウェアは、高機能化に伴い規模が拡大しており、開発工数を削減するためにOpen Source Softwareの活用が進展している。一例として、IoTを実現する機能の豊富なLinuxが組込機器へ適用されている。一方で、Linuxの更新サイクルは短く、適用に際し、試験工数が問題となっている。そこで、更新内容の対象機器への影響度合いをカバレッジ情報を使って明らかにし、試験の効率化を目指している。
本稿では、メモリに制限のある組込Linux搭載機器を対象に安価にカバレッジを測定する試験環境を構築したので報告する。