4ZM-02
小学生を対象とした少人数制オンラインScratchプログラミングにおける学習要因の調査と提案
○釘本 蓮,岩見宗弘(島根大)
最近,小学校でも情報化社会に対応するためプログラミング教育が始まった.そこで小学生の学習に関係する要因を調査・提案し,効率的な教育を実施するため研究を行った.546名の小学生を対象に成績と学習意欲に関するデータを重回帰分析で分析した.その結果,1・2年生においては自己効力感と積極性が重要であり,目標を持ち楽しむことが重要と分かった.3・4年生では特定の要因が見つからず,低学年から高学年への移行期と考えている.5・6年生においては協同性と自己効力感が重要であり,他者と協力することや他者の意見を尊重することが重要と分かった.これらの結果により,効果的なプログラミング教育が可能となると考えている.