情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZL-06
人型ピクトグラムを構成素とする笑える錯視Pictoal illusionの拡張
○森 琴美,伊藤一成,喜内真緒(青学大)
幾何学錯視に焦点を当て,興味深い形状の錯視にするために人型ピクトグラムを組み込んだ新たな錯視「Pictoal illusion」を提案している.笑いが興味を喚起する効果的な手段であるという考えに基づき,ユーモアから生じる笑いを引き出す効果があるピクトグラムを直線の代わりに使用する.「予測外し」,「意外性」,「非常識さ」を組み込み,幾何学的錯視を通じて笑いを引き出すことが可能であるという仮説を設定している.評価の結果,Pictoal illusionは閲覧者に笑いを誘発する効果と,錯視を理解しやすくする効果が示唆された.