4ZJ-08
リーマン幾何学に基づく特徴抽出を用いた脳波と近赤外分光法によるハイブリッドBCI
○平山義樹,佐久間拓人,加藤昇平(名工大)
脳活動によってコンピュータや外部機器の直接制御を可能にするBrain-Computer Interface(BCI)は,運動機能障碍者のリハビリテーション等への応用が期待されている.しかし精度の低さや生体信号の非定常性などの課題がある.そこで本研究では,リーマン幾何学に基づく特徴抽出手法を用いた脳波(EEG)と近赤外分光法(NIRS)によるハイブリッドBCIを提案する.健常者29名から取得した左手あるいは右手の開閉運動想起時のEEG・NIRSを解析対象とする.解析対象よりリーマン幾何学に基づいて抽出した特徴量から,RBFカーネル付きSVMを用いて左手と右手の運動想起を判別する.EEG・NIRSデータを用いた判別実験により提案手法の有効性を考察する.