情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZJ-05
会話中の話過ぎの自覚を支援するアプリの開発
○大槻奏太(埼玉大)
近年、注意欠如・多動症(ADHD)を持つ人を支援のためのアプリの開発が進んでいる。しかし、既存のアプリのほとんどはスケジュール管理やToDoリストなどの
ADHD
の特性のうち不注意に由来する困りごとの支援を目的としており、他の特性である多動性や衝動性に由来する困りごとを支援するツールは少ない。
本研究では衝動性に由来する困りごとの一つである話過ぎに焦点を当てたアプリを開発する。ADHD
が原因でおこる話過ぎという症状はそもそも本人に自覚がない場合が多い。そこで本アプリは会話を録音し、録音した会話を分析することで使用者が話過ぎているかどうか判別し、それを示すことで本人の自覚につなげる。