4ZJ-02
音・画像の提示による手話学習支援システムの構築
○松井雄作,西田昌史,綱川隆司(静岡大)
現在、独学での手話の学習方法として一般的な本やDVDでの学習では、実演した手話の動作の正確性が判断しづらい等の課題がある。そのため既存の手話学習支援システムには、手話の動作学習に重点を置いたものが多くみられるが、その一方で手話単語の意味理解を補助するための機能が乏しい。手話の学習においては、発話能力と同時に相手の手話を読み取る能力も必要であると考えられる。そこで本研究では、学習対象の手話単語を連想する音と画像の情報を提示することで,手話単語をより効果的に学習する手法を提案する。評価実験の結果から、音、画像それぞれに学習の効果が確認できた。一方で音・画像と単語との相性、提示の方法等課題も確認された。