4ZH-06
性別ごと初婚年齢の分布形状に基づく都市の特徴推定
○平井淳平,髙井健人,山岸祐己(静岡理工科大),田中愛理(静岡市),青木成樹(マリンオープンイノベーション機構)
近年,政令指定都市における約半数の都市が人口減少の問題を抱えており,有配偶率等の結婚要因がそれらの問題に大きく影響していると考えられている.よって,本研究では各都市の初婚年齢に着目し,その分布形状における特徴を用いて,各都市の類似度や位置づけ等を推定する.特に,初婚年齢の平均に関する各都市の位置づけと,初婚年齢分布の歪度と尖度に関する各都市の位置づけは大きく異なるため,性別ごと初婚年齢分布の歪度と尖度が各都市の特徴として重要であることを示す.また,それらの特徴と多次元尺度構成法を用いた可視化によって,各都市の異常性などを確認し,どのような現象が人口減少要因となり得るか推察する.