4ZF-01
音声分析を用いた競技かるたの読み方の可視化
○小原弥己,安枝和哉,杉田純一(東京医療保健大)
競技かるたでは,競技者の取りやすいタイミングをはかるために,独特の読み方をする.全日本かるた協会が定めている競技かるたの読唱の基本パターンは,5・3・1・6・方式と呼ばれる.この方式では,歌を読む速度,余韻,間合いは,下の句5秒程度,余韻3秒程度,間合い1秒,上の句6秒程度が標準とされている.本研究では,競技かるたの読み方を可視化し,読手に自分の読み方のフィードバックをすることを目的とする.読んだ句を波形表示することで,下の句,余韻,間合い,上の句が既定の秒数内に収まっているかを確認できる可視化システムを提案する.