情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZE-03
嗅覚ドローンと知覚される匂いの関係に関する研究
○鵜木亮成,パリンヤ プンポンサノン(埼玉大)
一般的にVR環境を再現することに使われるHMDで刺激される感覚は視覚と嗅覚である. 過去の研究でVR環境で嗅覚を刺激するためにHMDに装着する型の嗅覚デバイスは存在したがHMDが重くなることやデバイスによって鼻が塞がるなどのデメリットから没入感が損なわれるのではないかと考えた.そこで本研究では,においを発する嗅覚ドローンがユーザーに嗅覚刺激を与えるという手法を提案した.加えてユーザーとドローンの距離と高さ別にアドマイザーから発せられたの匂いの強さ,VR環境への没入感の高さ,アドマイザーを作動してから匂いを感じるまでの時間,アドマイザーを止めてから匂いを感じなくなるまでの時間などの実験も行った.