情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZE-02
2D-LiDARを用いた没入型VRにおける座位姿勢での疑似歩行インタフェース
○高橋留以,鈴木亮太,小林貴訓(埼玉大)
近年のVR技術の進展に伴い,没入型VRにおいて現実のユーザの歩行動作に同期してVR空間内を移動できるシステムが開発されている.しかし立位姿勢でのVR空間の歩行には,装置の巨大化,周囲との接触の危険,身体的疲労などの問題がある.そこで本研究では,1つの外部設置センサのみで実現可能な,座位姿勢で足を動かすことでVR空間内を疑似歩行できるインタフェースを提案する.足元に270度を計測可能な2D-LiDARを設置し,足踏み動作を認識することで,VR空間内で前進や回転といった移動動作を行う.ユーザ実験により本手法の有効性を評価した.