4ZD-08
Telegramにおけるグループ名と投稿メッセージの分析によるグループ発見手法の検討
○伊藤純菜(お茶の水女子大),趙 智賢,長田繁幸,中川直樹(日本総研),小口正人(お茶の水女子大)
近年,フィッシング攻撃によるクレジットカード情報の窃取及び不正利用被害は拡大している.窃取されたカード情報はSNSを介して広く売買されており,先行研究よりSNSに投稿されたメッセージを監視することが犯罪抑止方法として有効であることが判明した.監視をより効率的に行うためには監視対象となる犯罪グループを効率的に発見する手法が必要である.本稿では、従来の投稿されたメッセージに含まれる他のグループを示すURLから新たにグループを発見する手法に対して,既知の犯罪グループのグループ名から抽出したキーワードを指定して検索することで新たにグループを発見する手法を提案し,量と精度の観点で比較検討する.