情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZD-06
クラスタリングを用いたX上での集団の分析
○栗山天勇,齋藤孝道,林 尚弘,村澤広之,家村芽弥(明大)
現代社会においてXは公共の議論の場として広く用いられていますが,誤情報の拡散などの負の側面も存在し,利用者間のつながりを理解するのは難しい課題です.先行研究ではクラスタリングを行うことで全体像の把握を試みていました.さらに本研究はクラスタごとに個別の分析を行う点で新しいアプローチを取りました.X上での集団行動をクラスタリングにより明確に把握し,世論や意見の多様性を深化させることを目指します.同時に、誤情報や有害な活動の検出にも取り組みます.Xから収集されたポストに対するクラスタリングにより,肯定的・否定的な集団を特定し,個別のボット検知や時系列分析を通じて各グループの特徴を把握しました.