4ZD-05
SNS上の犯罪コミュニティの探索を目的としたアルゴリズムの検討 〜交グラフの応用〜
○大原望乃,伊藤純菜(お茶の水女子大),趙 智賢,長田繁幸,中川直樹(日本総研),小口正人(お茶の水女子大)
窃取されたクレジットカード情報が犯罪コミュニティによってSNS上で売買されていることが問題となっている。本稿では、これらのサイバー犯罪抑止を目的にSNSネットワークの新たな分析手法として交グラフを活用した手法を提案し、さらにそのアルゴリズムを実装する。提案手法では犯罪コミュニティのデータを用いて複雑ネットワークのグラフを生成し、それを交グラフ化することで犯罪コミュニティ同士の繋がりや中心となる集団の特定を試みる。また、提案手法の有効性を示すため、実装したアルゴリズムを先行研究から得られた実際の犯罪コミュニティのデータに適用した結果を提示し、考察する。