4ZC-07
ARを活用したリアルタイム通信可視化システムの提案
○須藤文仁,寺田真敏(電機大)
セキュリティ対策が不十分な中小企業や医療機関を狙ったサイバー攻撃が増加している.一方で,サイバー攻撃は目に見えずその脅威の実感のしづらさから,リスクとして軽視されやすく組織全体にセキュリティ対策の重要性が浸透しづらい.本研究は,サイバー攻撃の脅威を自分事と考え,セキュリティ対策を促進するために,XR技術を用いたサイバー空間と実空間との融合を通してセキュリティ啓発を図ることを目的としている.本稿では,サイバー攻撃による脅威を意識させるため,攻撃の起点となり,目に見えないネットワークの通信をAR用いて可視化することをコンセプトとした可視化手法と,スマートフォン向けに実装したプロトタイプシステムについて報告する.