4ZB-05
ウェアラブルデバイスを用いた協調型避難誘導システムにおける状況確認機能
○沖野仁紀,峯由希乃,横田裕介(日本女子大)
本研究では,ユーザが身につけるウェアラブルデバイスと,環境に固定されたセンサノードによる協調型モバイルセンシングアプリケーションとして,建物内の協調型避難誘導システムの開発を行った.これにより,災害時に避難経路が分からず,また屋内でGPS機能が使えず位置情報が分からない状況下で,混雑と混乱を避けながらの避難が期待できる.これまでの研究では,経路案内を行う機能の開発を行ってきた.今回は経路案内の前段階の処理として必要になる,状況確認機能を開発した.この機能は,館内のユーザ数とその位置を把握することを目的としており,異常を検知した際に素早く避難経路の割り当てを行うことができる.