4ZB-02
多時点の協調位置指紋を用いた屋内測位精度の評価
○介川友喜,梅澤 猛,大澤範高(千葉大)
これまで著者らは,移動前後の時点で観測した電波強度と,その変位を合成した協調位置指紋による屋内位置推定手法を提案・評価している.電波強度の観測には,測位対象が発信した電波を環境中に配置した複数の受信機で受け取る逆位置指紋法を用い,移動変位の推定には,測位対象のMEMSセンサによる短時間デッドレコニングを用いる.本研究では,これまで2時点で行ってきた協調位置指紋作成を,3時点以上の多時点に拡張し,時点数を増やすことによる効果をTransformerモデルを用いて評価する.また,多時点拡張による訓練データの増大を考慮し,取り扱う移動変位量に現実的な制約を設けて精度を評価する.