情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4ZA-07
仮想TPVにおける死角解消に向けた自動視点化の提案
○赤嶺伶於(金沢工大),竹之上典昭(GSEC),徳永雄一(金沢工大)
ドローン遠隔操縦実現のため,自由度が高い仮想空間で周囲の状況把握が容易なTPV(Third Person View)操縦の実現を目指している.本研究では,死角解消のために視点を自動補正する視点経路アルゴリズムを提案する.TPVでは,障害物及び実機によって死角が発生する.操縦者が死角を認識することは難しく,システム側で死角解消するように視点を補正することは飛行の安全に貢献できると考える.そこで,死角の範囲及び持続時間を3Dグリッド情報として管理し,上限時間までに解消できるように視点の最小移動経路を求める.死角持続時間及び視点移動速度の上限をパラメータに視点経路の最適解を求め,安全なTPV映像が得られることを評価する.