4X-05
開放環境無線センサネットワークにおける⾃⼰組織化マップを⽤いた不正ノード孤⽴化⼿法
○高橋和也(関西大),新居英志(摂南大),滝沢泰久(関西大)
近年, 開放環境において無線センサネットワーク(WSN : Wireless Sensor Networks)の利⽤が拡⼤している. 開放環境WSN は第三者による接触を遮断することは難しく, センサノードに接触することで, 不正を⾏うことができる. WSN 上での改ざん検知は, 簡易な署名であるMAC(Message Authentication Code)が利⽤されている. しかし, MAC は鍵の秘密性が担保されていることが前提であるため, 秘密鍵をもつ不正ノードの検知には機能しない. この問題を解決するため, 協調的検知と⾃⼰組織化マップを⽤いた不正ノード孤⽴化⼿法が提案されているが,不正ノードを完全に孤⽴化できない課題がある.本稿では,この課題を解決するために,個々ノードで⾃⼰組織化マップを適⽤した不正ノード孤⽴化⼿法を提案する.