情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4X-01
仮想トポロジーを用いた自己組織化位置推定方式SOLの誤差補正
○上原すばる,中島圭汰,川田千尋,永井仁一朗,新田朝輝,滝沢泰久(関西大)
近年,屋内における人や移動体の高精度な位置情報が求められている.我々は,スマートデバイス間の隣接情報を用いて,定点3点のみで多数のスマートデバイスの位置を推定する自己組織化位置推定方式SOLを提案している.SOLは電波伝搬状況によりスマートデバイス間計測距離に大きな誤差を含む場合,これに依存して,位置推定精度が劣化する.本稿は,電波伝搬状況に依存したSOLの位置推定精度の劣化を排除するため,仮想空間においてスマートデバイス間のトポロジーを拡張し,この仮想トポロジーに基づいたSOLの誤差補正方式を提案する.