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ヒップホップ風編曲に向けた一検討
○北原瑠伊,北原鉄朗(日大)
本研究では、ユーザが用意したポピュラー楽曲の音源から歌唱のみを抽出し、ヒップホップ風に編曲するシステムの実現を目指す。ヒップホップは、日本では海外に比べてメジャーな音楽ジャンルではない。そこでユーザの好みの曲がヒップホップ風になればヒップホップの特徴を理解してもらうきっかけになると考える。先行研究では、原曲のメロディに対して、複数のジャンルから指定されたジャンルへの自動編曲を行った。しかし、原曲のメロディを変えているため、原曲の印象と離れたジャンルだと原曲の良さを減らしてしまう。そこで歌唱部分を残すことで、より原曲の良さを残しつつ編曲ができると考える。本稿では、編曲システムの実現に向けて既存のビート推定技術などを活用した適切なビートタイミングの分析などについて検討する。