情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4T-02
基盤モデルを用いた食事の摂取量推定
○堀内敦遥,中野雄太,益本英明,長谷川達人,和田海成,四谷淳子(福井大)
医療現場では患者の摂取した栄養を把握するため,病院内で提供された食事の残渣量の記録が行われている.この残渣量の記録は現在看護師の目視によって行われている.この作業を入院している患者全員分の食事に対して行うことは時間がかかり,看護師の負担となる.これを自動化することができれば負担の軽減につながる.本研究では,基盤モデルを用いた Zero-shot 食事領域認識により,看護業務における残渣量の自動記録を行うシステムの開発を行う.食前食後の画像1組を入力とし,基盤モデルを用いて料理領域の検出とセグメンテーションを行い,その情報を基に食事の残っている割合を推定する手法を開発し,評価した結果を報告する.