情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4S-08
カメラ画像と深層学習を用いた伝票の住所判読に関する研究
○大脇成一,中原匡哉(大阪電通大)
ネット通販の利用者数の増加に伴い,EC物流の市場規模が年々拡大している.物流における仕分け作業では,目視で伝票を読み取っているが,読み間違いによる誤配送が多く発生している.既存製品では,自動で仕分けするロボットであるAGVが利用されている.本製品は,宛先情報が記録されたバーコードを読み取り,仕分けする.本製品を導入することで人的ミスと人件費の削減が期待できる.しかし,磁気テープなどの設置も必要となるため導入費用が高く,中小企業への導入は困難である.そこで,本研究ではAGVよりも安価に入手できるスマートフォンのカメラを用いて,伝票を撮影した画像からお届け先の住所を自動で読み取る手法を提案する.