4S-06
一輪車競技における小学生の柔軟性トレーニング支援システムの提案
○太田 葵(川崎市立真福寺小学校),太田 晶(日本工学院八王子専門学校)
本研究では,小学生が演技部門の一輪車競技において,柔軟性トレーニングを行う場合の留意点を調査し,日常的なトレーニングを安全に行うための支援システムを提案する.一輪車競技において演技を美しく魅せるには,身体の柔軟性と姿勢を維持する筋持久力が重要である.特に,不安定な一輪車上で見せ場となる姿勢に移行する動作や,それを維持しながら走行することは一輪車競技特有であり,日常的なトレーニングが必要となる.一方で,小学生の身体は未発達であるため,身体の柔軟性と関節弛緩性(異常な弛緩と可動性を示す関節を表す言葉)の理解がないまま過度なトレーニングを行うと,スポーツ障害を招く危険性がある.