情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

4R-02
未知語認識機能を有する音声対話システムの構築とデータ収集
○大塩 幹,武田 龍,駒谷和範(阪大)
本研究の目的は,聞き返し質問により未知語を認識する音声対話システムの実現である.我々が既に開発したユーザ返答パターンを用いた未知語認識器を,対話システムで用いた際の性能で評価する必要がある.そこで本稿では,未知語認識機能を有する音声対話システムの構築と,それを用いたデータ収集について述べる.通常の対話フローの中で必要に応じて未知語認識フローに遷移するために,未知語認識スコアを用いるよう対話遷移条件を設計した.その際,対話状態管理には対話システム構築フレームワークDialBBを用いた.対話状態やシステムからの質問形式に対するユーザ返答の傾向についてデータ収集を行う.