4R-01
逸脱検出に基づき介入を行う対面議論ファシリテーションシステム
○上林駿希,井上昂治,Divesh Lala,川井悠生,越智景子,河原達也(京大)
ポストコロナで対面における議論が活発さを取り戻している。対面での議論は即時的に発言が重ねられるという利点があるが、その反面、議論が主題から逸れてしまうことがしばしばである。そのため、中立的な立場からファシリテータが議論を導く必要がある。一方で、ファシリテータには議論の内容を理解し適切な質問で介入する高度なスキルが要求されるため、その役割を担える人は限られる。そこで、人間のファシリテータの代替となる音声対話システムが求められる。本研究では、沈黙、発言の偏り、逸脱の三点を検出してリアルタイムに議論に介入して議論の軌道修正を行うシステムを提案する。